hotate-issimoの日記

超絶マイペースに自己研鑽に励む

読書:プログラマが知るべき97のこと

啓発本?的なものが読みたいなと思い手に取ってみた。

2010年に初版発行と古い本だけれども、普遍的なことが語られているので特に古さは感じない。手元にあるのが2018年に出た12刷だったりするので、けっこう人気みたい。

 

個人的に特にグッときたのはこのあたり

『07 共有は慎重に』

同じような処理を安易に共通化すると依存関係が生じて、1行変更するだけでも影響範囲が広がっちゃうよ、というお話。

まさに今この状況になっている。業務Aのために処理を追加する必要があるけども業務Bと業務Cには影響が出ちゃいけない、みたいな。

きちんと仕様を理解していない人がほぼ同じ処理でしょ、くらいのノリで共通化してはいけない。あと、仕様を理解している人は全力で共通化を止めて欲しい、共通化すればコード量削減になるしまあ良いか、と流されてはいけない。

 

『37 バグレポートの使い方』

「バグの発生方法と頻度」「本来の仕様」「実際の動作」は必ず書こう、というお話。

現場ではあまり明文化されておらず、自分の中でもやもやしていたことが説明されていてスッキリした。

バグの発生方法が分からないけれども障害チケットが起票されたからには調査しないわけにもいかず…で調べてみたら起票者のミスだったり。この時は用意したテストデータが不正だったのが原因なんだけれども、このデータを使いました!というのが書かれていればもっと早く解決できたはず。

他にも、他チームにヘルプで入った際に、バグなのはわかったけれどどうなるのが正解なんだ…と途方に暮れてしまったり。ちゃんと仕様が分かっている箇所なら本来の仕様を省略してあっても困らないけれど、新規参入の人でも最低限ゴールが見える状態になっているのが望ましいのかなと思う。

 

当たり前の事、と言われればそうかもしれないけれど、当たり前の事を当たり前にやっているのかが大切なわけで…気を引き締めよう。